ギター初心者が最初に覚えるコード8つ|押さえ方と練習の順番
ギターを買って、さあ弾き語りを始めよう——。でも、コードの一覧表を見ると、何十個もあって何から覚えればいいかわかりません。
安心してください。最初に覚えるコードは8つで十分です。この8つと、カポを組み合わせれば、J-POP の多くの曲が弾けるようになります。
最初の8つのコード
覚えるのは、開放弦(何も押さえない弦)を使う「ローコード」と呼ばれるコードです。セーハ(人差し指で全部の弦を押さえる)がいらないので、初心者でも押さえやすいのが特徴です。
表の見方
- 数字は押さえるフレット、0 は開放弦(押さえずに鳴らす)、× は鳴らさない弦
- ( )の中は押さえる指(人=人差し指、中=中指、薬=薬指、小=小指)
1. Em(イー・マイナー)
| 6弦 | 5弦 | 4弦 | 3弦 | 2弦 | 1弦 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0 | 2(中) | 2(薬) | 0 | 0 | 0 |
いちばん簡単なコードです。指2本だけで、6本全部の弦を鳴らせます。まずはこれで「コードを鳴らす」感覚をつかみましょう。
2. Am(エー・マイナー)
| 6弦 | 5弦 | 4弦 | 3弦 | 2弦 | 1弦 |
|---|---|---|---|---|---|
| × | 0 | 2(中) | 2(薬) | 1(人) | 0 |
3. C(シー)
| 6弦 | 5弦 | 4弦 | 3弦 | 2弦 | 1弦 |
|---|---|---|---|---|---|
| × | 3(薬) | 2(中) | 0 | 1(人) | 0 |
Am から薬指を5弦3フレットに移すだけで C になります。Am と C はセットで覚えましょう。
4. G(ジー)
| 6弦 | 5弦 | 4弦 | 3弦 | 2弦 | 1弦 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3(中) | 2(人) | 0 | 0 | 0 | 3(薬) |
※ 1弦を小指で押さえる形もあります。C から G への行き来がしやすいほうを選んでください。
5. D(ディー)
| 6弦 | 5弦 | 4弦 | 3弦 | 2弦 | 1弦 |
|---|---|---|---|---|---|
| × | × | 0 | 2(人) | 3(薬) | 2(中) |
4弦から下(細い弦側)だけを弾きます。
6. E(イー)
| 6弦 | 5弦 | 4弦 | 3弦 | 2弦 | 1弦 |
|---|---|---|---|---|---|
| 0 | 2(中) | 2(薬) | 1(人) | 0 | 0 |
Em に人差し指を1本足すだけです。
7. A(エー)
| 6弦 | 5弦 | 4弦 | 3弦 | 2弦 | 1弦 |
|---|---|---|---|---|---|
| × | 0 | 2(人) | 2(中) | 2(薬) | 0 |
2フレットに3本の指が並びます。指が窮屈なら、少しずつずらして押さえましょう。
8. Dm(ディー・マイナー)
| 6弦 | 5弦 | 4弦 | 3弦 | 2弦 | 1弦 |
|---|---|---|---|---|---|
| × | × | 0 | 2(中) | 3(薬) | 1(人) |
覚える順番
いっぺんに覚えようとせず、よく一緒に使われるコードのまとまりで覚えると、すぐに曲が弾けるようになります。
| ステップ | 覚えるコード | 弾けるようになること |
|---|---|---|
| 1 | Em・G | 2つのコードを行き来する練習 |
| 2 | C・D を追加 | キー G の曲(G・C・D・Em)が弾ける |
| 3 | Am を追加 | Am を使う曲が増える |
| 4 | E・A・Dm を追加 | キー A・キー D などの曲も弾ける |
ステップ2の G・C・D・Em の4つは特に大事です。この4つだけで弾ける曲はとても多く、カポを使えばいろいろなキーの曲に対応できます。カポの使い方は「カポの使い方と位置の決め方」で解説しています。
この8つで弾けるキー
| キー | 使うコード(よく出るもの) |
|---|---|
| G | G・C・D・Em・Am |
| C | C・F・G・Am・Dm・Em(F は代わりのコードで) |
| D | D・G・A・Em・Bm(Bm はセーハ) |
| A | A・D・E |
| Am | Am・Dm・E・C・G |
キー C の曲に出てくる F はセーハが必要ですが、代わりのコードやカポで避けることもできます。「Fコードが押さえられない時の代わりのコードとカポ」を見てください。
きれいに鳴らすコツ
- 指を立てる:指の腹ではなく、指先で押さえる。寝かせると、となりの弦に触れて音が鳴らなくなる
- フレットのすぐ近くを押さえる:金属の棒の少し手前を押さえると、弱い力でもきれいに鳴る
- 1本ずつ弾いて確かめる:コードを押さえたら、6弦から1本ずつ弾いて、鳴っていない弦がないか確認する
- 爪を短く切る:左手の爪が長いと、指を立てられない
- 鳴らさない弦(×)は弾かない:C の6弦、D の5弦・6弦などは、右手で弾かないように気をつける
最初の1か月の練習メニュー
- 毎日10〜15分。長く弾くより、毎日触ることが大事
- 1日目〜:Em と G を押さえて、1本ずつ鳴るか確かめる
- 1週目〜:Em ↔ G、C ↔ G、G ↔ D のように、2つのコードを行き来する
- 2週目〜:G・C・D・Em の4つで、簡単なストロークをしながら弾く(「ストロークパターン入門」)
- 3週目〜:好きな曲を1曲選んで、ゆっくり最後まで弾いてみる
指先が痛くなるのは、最初はみんな同じです。「弦を押さえると指が痛い時の対処法」も参考にしてください。
押さえ方を見ながら練習する
コード譜サービス LimeNote(2026年 公開予定)では、譜面に出てくるコードの押さえ方のダイアグラムを表示でき、左利き表示にも対応しています。カポの位置を変えると、押さえる形も切り替わります。
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まとめ
- 最初は C・G・D・Em・Am・E・A・Dm の8つで十分
- まずは Em・G、次に C・D を足して、G・C・D・Em で曲を弾く
- 指を立てて、フレットの近くを、指先で押さえる
- 毎日少しずつ、2つのコードの行き来から練習する