ギターで弦を押さえると指が痛い時の対処法|いつまで続く?
ギターを始めて数日。左手の指先がじんじん痛くて、弦を押さえるのがつらい——。
これは、ギターを始めた人のほぼ全員が通る道です。おかしなことではありません。この記事では、指が痛くなる理由と、痛みを減らす方法、無理なく続けるためのポイントを紹介します。
この記事は一般的な練習のアドバイスです。強い痛みやしびれが続く、指先以外(手首やひじなど)が痛むといった場合は、練習を休んで、必要なら医療機関に相談してください。
なぜ指が痛くなるのか
ギターの弦は、細い金属の線です。それを指先で強く押さえるので、皮膚の薄い指先に負担がかかります。特にアコースティックギターは、エレキギターより弦が太く張りも強いので、痛くなりやすいです。
練習を続けると、指先の皮膚が少しずつ硬く、厚くなり、痛みを感じにくくなっていきます。
痛みはいつまで続く?
個人差はありますが、毎日少しずつ練習していれば、数週間ほどで楽になってくるという人が多いです。
- 最初の数日〜1週間:いちばん痛い時期
- その後:だんだん慣れてくる
- 1〜2か月:指先が硬くなり、ほとんど気にならなくなる
ただし、しばらく練習を休むと、指先はまたやわらかく戻ります。少しでもいいので、毎日触ることが近道です。
痛みを減らす方法
1. 練習は「短く、毎日」
1日に2時間弾いて3日休むより、1日15分を毎日のほうが、指への負担は少なく、皮膚も早く慣れます。痛くなったら、その日はやめましょう。
2. 必要以上に強く押さえない
初心者は、必要な力の何倍もの力で押さえていることがよくあります。
試しに、コードを押さえて、少しずつ力を抜いてみてください。音がビビり始める直前の力が、本当に必要な力です。思ったより軽いことに驚くはずです。
3. フレットのすぐ近くを押さえる
マス目の真ん中ではなく、金属の棒(フレット)のすぐ手前を押さえると、弱い力でもきれいに鳴ります。
4. 弦高(弦の高さ)を確認する
弦とネックのすき間(弦高)が高すぎると、強い力で押さえないと鳴らないので、指が痛くなりやすくなります。安いギターや、長く調整していないギターではよくあることです。
楽器店に持っていくと、弦高の調整をしてもらえます。驚くほど押さえやすくなることがあるので、一度相談してみる価値があります。
5. 細めの弦に替える
アコースティックギターの弦には、太さの種類があります。「ライトゲージ」や「エクストラライトゲージ」のような細めの弦に替えると、押さえる力が少なくて済みます。弦の交換は「アコギの弦の交換方法」で解説しています。
6. カポを使う
カポを付けると、弦の張りが少しやわらいで感じられ、フレットの間隔も狭くなるので、押さえやすくなります。歌のキーが変わってもよければ、練習のうちはカポを使うのも手です(「カポの使い方と位置の決め方」)。
7. 押さえやすいコードから練習する
最初から F のようなセーハのコードを長時間練習すると、指が痛くなりやすいです。まずは Em・G・C・D のような押さえやすいコードから慣れていきましょう(「ギター初心者が最初に覚えるコード8つ」)。
やってはいけないこと
- 痛いのを我慢して長時間弾き続ける:皮がむけたり、水ぶくれができたりすると、かえって長く休むことになる
- 皮がむけた指で無理に弾く:治るまで休むか、その指を使わないコードで練習する
- 指先以外の痛みを放っておく:手首・ひじ・肩が痛むときは、押さえ方や姿勢に無理がある可能性がある。力を抜いて、姿勢を見直す
痛い時期の練習アイデア
指が痛くて弾けない日も、できる練習はあります。
- 右手のストロークだけ練習する:左手で弦を軽く触れてミュートし、右手のリズムだけを練習する(「ストロークパターン入門」)
- コード譜を読む・覚える:弾きたい曲の譜面を見て、コードの流れを覚える
- 原曲を聞き込む:どこでコードが変わるか、どんなリズムかを耳で確かめる
弾きたい曲を、弾きやすい形で
痛みを乗り越えるいちばんの力は、「この曲を弾けるようになりたい」という気持ちです。
コード譜サービス LimeNote(2026年 公開予定)では、移調・カポを無料で使え、押さえ方のダイアグラムも表示できます。カポを使って押さえやすいコードにしたり、自分の歌いやすいキーにしたりして、弾きたい曲から始めてみてください。
公開のお知らせを受け取りたい方は、ウェイトリストに登録してください。
まとめ
- 指先が痛いのはみんな通る道。毎日少しずつ弾けば、数週間ほどで楽になってくる人が多い
- 練習は短く毎日、押さえる力は必要最低限、フレットの近くを押さえる
- 弦高の調整・細めの弦・カポで、押さえる負担を減らせる
- 痛みが強いとき、指先以外が痛むときは無理をしない