分数コード(オンコード)の読み方と押さえ方|C/E・G/B・D/F# など

· LimeNote 編集部

コード譜に「C/E」「G on B」のような、分数のようなコードが出てきて戸惑ったことはありませんか? これは分数コード(オンコード)と呼ばれるものです。

意味がわかれば、実はそれほど難しくありません。この記事では、分数コードの読み方と意味、ギターでの押さえ方を解説します。

分数コードとは

分数コードは、「このコードを弾くけれど、いちばん低い音(ベース)はこの音にしてね」という指示です。

 C / E
 │   └ ベース(いちばん低い音)は E
 └──── 上で鳴らすコードは C
  • 分子(上・左):鳴らすコード
  • 分母(下・右):いちばん低い音

「C/E」も「C on E」も同じ意味です。読み方は「シー・オン・イー」が一般的です。

※「C/E」の「/」は割り算ではありません。また、「C(9)」のように( )がついたものはテンション(音を足したもの)で、分数コードとは別物です。

なぜ分数コードを使うのか

分数コードを使う理由の多くは、ベースの音をなめらかにつなぐためです。

たとえば、C → Am と進むとき、ベースは「ド → ラ」と飛びます。間に G/B を入れて「C → G/B → Am」とすると、ベースが「ド → シ → ラ」と1音ずつ下がり、流れるような響きになります。

カノン進行(「定番のコード進行まとめ」)でも、この形がよく使われます。

よく出る分数コードの押さえ方

表の数字は押さえるフレット、0 は開放弦、× は鳴らさない弦です。

G/B(ジー・オン・ビー)

6弦 5弦 4弦 3弦 2弦 1弦
× 2 0 0 0 3

G から6弦を外して、5弦2フレット(B)をいちばん低い音にした形です。C → G/B → Am の流れでよく出てきます。

C/E(シー・オン・イー)

6弦 5弦 4弦 3弦 2弦 1弦
0 3 2 0 1 0

ふつうの C で、6弦の開放(E)も鳴らすだけです。

C/G(シー・オン・ジー)

6弦 5弦 4弦 3弦 2弦 1弦
3 3 2 0 1 0

C の形のまま、6弦3フレット(G)を足します。薬指で5弦、小指で6弦を押さえるか、薬指を6弦に移して5弦を小指で押さえます。

D/F#(ディー・オン・エフシャープ)

6弦 5弦 4弦 3弦 2弦 1弦
2 × 0 2 3 2

D の形に、6弦2フレット(F#)を足します。6弦は親指を回して押さえるのが一般的です。G → D/F# → Em の流れでよく出てきます。

Am/G(エー・マイナー・オン・ジー)

6弦 5弦 4弦 3弦 2弦 1弦
3 × 2 2 1 0

Am に、6弦3フレット(G)を足します。Am → Am/G → F(ベースが ラ → ソ → ファ)の流れでよく使われます。

D/C(ディー・オン・シー)

6弦 5弦 4弦 3弦 2弦 1弦
× 3 0 2 3 2

D の形に、5弦3フレット(C)を足します。

押さえ方の考え方

上の一覧にない分数コードも、次の手順で押さえられます。

  1. まず分子のコードを、いつもの形で押さえる
  2. 分母の音を、6弦か5弦で探す
  3. 分母の音がいちばん低く鳴るようにする(それより低い弦は鳴らさない)

6弦・5弦の音の位置は、次の表で確認できます。

フレット 0 1 2 3 4 5
6弦 E F F# G G# A
5弦 A A# B C C# D

押さえられないときは

分数コードが押さえにくいときは、分母を無視して、分子のコードだけ弾いてもかまいません。C/E なら C、D/F# なら D です。

ベースのなめらかな動きはなくなりますが、弾き語りの伴奏としては十分です。慣れてきたら、よく出てくる G/B や C/E から少しずつ取り入れていきましょう。

ほかのコード記号の意味は「コードの種類と読み方一覧」にまとめています。

押さえ方を見ながら弾く

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まとめ

  • 分数コードは 「分子のコードを、分母の音をベースにして弾く」という意味
  • 「C/E」と「C on E」は同じ。読み方は「シー・オン・イー」
  • 使う理由の多くは、ベースをなめらかにつなぐため
  • 押さえられなければ、分子のコードだけでOK

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