コードの種類と読み方一覧|m・7・M7・sus4・add9・dim の意味
コード譜を見ていると、「C」「Am」のような簡単なものだけでなく、「G7」「CM7」「Dsus4」「Bm7(♭5)」のような、記号のついたコードがたくさん出てきます。
「これ、何て読むの?」「どう押さえるの?」と止まってしまう人のために、この記事ではコードの記号の意味と読み方を一覧で解説します。押さえられないときの置き換え方も紹介します。
コード名のしくみ
コード名は、ルート(根音)+ 種類を表す記号でできています。
C m 7
│ │ └ 7th(セブンス)を足す
│ └── マイナー
└───── ルート(いちばん基本の音)
- ルート:コードの土台になる音。C・D・E・F・G・A・B の7つと、#(シャープ)・♭(フラット)
- 記号:コードの種類(明るい・暗い・音を足す、など)
ルートの部分は、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ です。
基本の2種類:メジャーとマイナー
| 書き方 | 読み方 | 響き | 例(ルート C) |
|---|---|---|---|
| C | シー(メジャー) | 明るい | ド・ミ・ソ |
| Cm | シー・マイナー | 暗い・切ない | ド・ミ♭・ソ |
記号がないものがメジャー、m がついたものがマイナーです。すべてのコードの基本になります。
よく出てくるコードの一覧
| 書き方 | 読み方 | 響き・特徴 | 例(ルート C)の構成音 |
|---|---|---|---|
| C7 | シー・セブンス | 少し不安定で、次のコードへ進みたくなる | ド・ミ・ソ・シ♭ |
| CM7(Cmaj7, C△7) | シー・メジャーセブンス | おしゃれ・やわらかい | ド・ミ・ソ・シ |
| Cm7 | シー・マイナーセブンス | 落ち着いた・大人っぽい | ド・ミ♭・ソ・シ♭ |
| Csus4 | シー・サスフォー | 宙ぶらりん。たいてい次で元のコードに戻る | ド・ファ・ソ |
| Cadd9 | シー・アドナインス | 明るく広がりがある | ド・ミ・ソ・レ |
| C6 | シー・シックス | 明るく、少しレトロ | ド・ミ・ソ・ラ |
| Cdim(C°) | シー・ディミニッシュ | 不安・緊張感。コードとコードのつなぎに | ド・ミ♭・ソ♭(+ラ) |
| Caug(C+) | シー・オーギュメント | 浮遊感・不思議な感じ | ド・ミ・ソ# |
| Cm7(♭5)(Cø) | シー・マイナーセブン・フラットファイブ | 暗く不安定。マイナーキーでよく出る | ド・ミ♭・ソ♭・シ♭ |
M7 と m7 の違いに注意
大文字の M(メジャー)と小文字の m(マイナー)は、まったく違うコードです。
- CM7:明るい C に、シを足したもの(おしゃれな響き)
- Cm7:暗い Cm に、シ♭を足したもの(落ち着いた響き)
譜面によっては、M7 を maj7 や △7 と書くこともあります。
dim の書き方
J-POP のコード譜で「dim」と書いてあるときは、4つの音を重ねた dim7(ディミニッシュ・セブンス) のことが多いです。
分数コード(オンコード)
「C/E」「C on E」のような書き方は、分数コード(オンコード)です。「C のコードを弾くけれど、いちばん低い音は E にする」という意味です。詳しくは「分数コード(オンコード)の読み方と押さえ方」で解説しています。
テンション(9・11・13)
「C9」「C(9)」「C7(13)」のように、9・11・13 という数字がつくコードは、テンションと呼ばれる音を足したものです。
- C9:C7 に 9th(レ)を足したもの
- C(9)・Cadd9:C に 9th(レ)だけを足したもの(7th は入れない)
響きが豊かになりますが、押さえ方は難しくなりがちです。
押さえられないときの置き換え方
弾き語りでは、難しいコードを簡単なコードに置き換えても、だいたいの雰囲気は保てます。目安は次のとおりです。
| 譜面のコード | 置き換え | 置き換えたときの変化 |
|---|---|---|
| CM7・C6・Cadd9・C9 | C | おしゃれさが減るが、問題なし |
| C7 | C | 次へ進む感じが少し弱くなる |
| Cm7・Cm6 | Cm | 問題なし |
| Csus4 | C | 宙ぶらりんの感じがなくなる |
| Cm7(♭5) | Cm または Cdim | 少し響きが変わる |
| C/E(分数コード) | C | ベースの動きがなくなる |
| Caug・Cdim | 前後のコードをそのまま伸ばす、または省く | つなぎの雰囲気がなくなる |
ルールは「ルートとメジャー/マイナーだけ残す」です。CM7 なら C、Am7 なら Am、という具合に、記号の部分を外すと考えればOKです。
ただし、m(マイナー)を外してはいけません。Am7 を A にすると、明るさが逆になってしまいます。
コード譜サイトやアプリの中には、難しいコードを自動で簡単にしてくれる機能(「簡単弾き」など)を持つものもあります。
押さえ方はダイアグラムで確認
コードの押さえ方は、ダイアグラム(押さえ方の図)で確認するのがいちばん早いです。
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まとめ
- コード名は ルート + 種類の記号
- 記号なしはメジャー(明るい)、m はマイナー(暗い)
- M7(メジャーセブンス)と m7(マイナーセブンス)は別物
- 押さえられないときは、ルートとメジャー/マイナーだけ残して置き換える