弾き語りのセットリストの作り方|路上・カフェライブの曲数と曲順
初めての路上ライブ、カフェでの弾き語り、オープンマイク。練習した曲はあるけれど、何曲やればいいのか、どの順番で弾けばいいのかがわからない——。
セットリスト(セトリ)は、ライブの印象を大きく左右します。同じ曲でも、並べ方ひとつで聞いている人の反応が変わります。この記事では、弾き語りライブのセットリストを作る手順を、初めての人向けに解説します。
ステップ1:持ち時間から曲数を決める
まず決めるのは曲数です。目安は次のとおりです。
- 1曲あたり4〜5分(曲そのものは3〜4分+曲間・MC)
- 最初と最後のあいさつ、チューニングの時間も見ておく
| 持ち時間 | 曲数の目安 |
|---|---|
| 10〜15分(オープンマイク) | 2〜3曲 |
| 20分 | 3〜4曲 |
| 30分 | 5〜6曲 |
| 45分 | 8〜9曲 |
| 60分 | 10〜12曲 |
初めてのライブは、ぎりぎりまで詰め込まないのがコツです。時間が押すと、最後の曲を削ることになり、いちばん聞かせたい曲ができなくなります。1曲分くらいの余裕を持たせておきましょう。
路上ライブのように時間が決まっていない場合は、30分前後を1セットとして考えると組みやすくなります。
ステップ2:曲順の基本形を知る
弾き語りのセットリストには、よく使われる「型」があります。30分・6曲の例です。
| 順番 | 役割 | どんな曲? |
|---|---|---|
| 1曲目 | つかみ | テンポがよく、いちばん自信のある曲 |
| 2曲目 | 知ってる曲 | 誰でも知っている定番のカバー |
| 3曲目 | 聞かせる | 自分らしさが出る曲・オリジナル |
| 4曲目 | しっとり | バラード・ゆっくりの曲 |
| 5曲目 | 盛り上げ | 手拍子が起きるような明るい曲 |
| 6曲目 | 締め | いちばん届けたい曲 |
1曲目は「自信のある曲」
1曲目は緊張がいちばん強いときです。難しい曲を持ってくると、ミスをしてそのあとも引きずります。何度も弾いて体が覚えている曲を選びましょう。
知っている曲を前半に
路上やカフェでは、聞いている人のほとんどがあなたのことを知りません。前半に誰でも知っている曲があると、足を止めてもらいやすくなります。
バラードは真ん中に
ゆっくりの曲は、1曲目に置くと場が温まらず、最後に置くと終わり方が寂しくなりがちです。真ん中あたりに置くと、全体に緩急がつきます。
最後は「いちばん届けたい曲」
聞いた人の記憶にいちばん残るのは、最後の曲です。オリジナル曲を聞いてほしいなら、ここに置きましょう。
ステップ3:カポとチューニングで並べ方を調整する
弾き語りならではのポイントが、カポの付け替えとチューニングです。
- カポの位置が同じ曲・近い曲は続けて並べると、曲間がスムーズになる
- 半音下げチューニングなど、チューニングが違う曲はまとめて演奏する
- カポを付け替えるときは、付け替えたあとにチューニングを確認する時間を見ておく
曲順の型と、カポの都合がぶつかることもあります。そのときは、曲間でMCを入れて付け替えるか、片方の曲のキーを変えてカポをそろえる(「自分の歌いやすいキーの見つけ方と、移調のやり方」)方法があります。
ステップ4:MC(しゃべり)を決めておく
弾き語りでは、曲間のMCも大事な時間です。全部を台本にする必要はありませんが、最初と最後に何を言うかだけは決めておくと安心です。
- 最初:名前、今日はどんな曲をやるか
- 途中:次の曲を選んだ理由、オリジナル曲ならどんな気持ちで作ったか
- 最後:聞いてくれたお礼、SNS や次のライブの案内
MCが長すぎると間延びするので、1回30秒〜1分くらいが目安です。
ステップ5:通しで練習する
セットリストが決まったら、本番と同じ順番で、最初から最後まで通して練習します。1曲ずつの練習ではわからないことが見えてきます。
- 時間内に収まるか(ストップウォッチで計る)
- カポの付け替えやチューニングに何秒かかるか
- 後半で声が疲れないか(高い曲が続いていないか)
声が疲れる場合は、高い曲の間に低めの曲を挟むか、キーを少し下げましょう。
本番前のチェックリスト
- セットリストの紙(またはスマホ)を、見える位置に置ける
- 予備の弦・カポ・チューナー・ピックを持った
- スマホで譜面を見るなら、充電と、通知・自動ロックのオフ
- 場所の決まり(演奏してよい時間・音量・許可)を確認した
- 水を用意した
路上ライブは、場所によって許可が必要です。 道路での演奏は道路使用許可が必要になることがあり、駅前や公園、商業施設には独自の決まりがあります。事前に、管理者や管轄の警察署に確認しておきましょう。
セットリストをスマホで管理する
紙のセットリストもいいですが、曲が増えてくると、曲順と譜面をまとめて管理できると便利です。
コード譜サービス LimeNote(2026年 公開予定)では、セットリストを作って曲順を並べ替え、そのまま演奏モードで弾けます。演奏モードは大きな文字と自動スクロールで、譜面台に置いたスマホでも見やすくしています。演奏画面に広告は出ません。
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まとめ
- 曲数は1曲4〜5分で計算し、1曲分の余裕を残す
- 1曲目は自信のある曲、前半に知っている曲、真ん中にバラード、最後は届けたい曲
- カポやチューニングが近い曲は続けて並べる
- 本番と同じ順番で通し練習をして、時間と声の疲れを確かめる