正しく許諾を取るコード譜サービスを作っています|LimeNote 開発ストーリー

· LimeNote 編集部

はじめまして。コード譜サービス LimeNote(ライムノート) を作っている開発チームです。

LimeNote は 2026年の公開に向けて準備中です。この記事では、なぜいまコード譜サービスを作っているのか、そして何を大事にしているのかを書いてみます。

きっかけ:コード譜サイトで弾き語りをするときの、3つのもやもや

コード譜サイトは、弾き語りをする人にとって欠かせない存在です。曲数の多さには、本当に頭が上がりません。

それでも、使い続けていると、もやもやすることがあります。

1. 演奏中に広告で手が止まる

サビの直前に画面が広告で埋まって、手が止まる。路上やカフェで人前で弾いているときにこれが起きると、かなり焦ります。譜面サイトが広告で運営されている事情はわかりますが、せめて演奏している画面だけは、広告から解放されてほしい。

2. 毎回、キーとカポを設定し直す

自分の声に合わせて「キー −2、カポ1」に設定しても、次に開いたらまた原曲のキーに戻っている。よく弾く曲ほど、同じ設定を何十回もくり返すことになります。

「検索して、弾いて、終わり」ではなく、自分の歌本として育っていく場所がほしい。これが LimeNote のいちばんの出発点です。

3. 譜面を作った人の名前が見えない

耳コピでコード譜を作るのは、とても手間のかかる作業です。何時間もかけて聞き取り、歌詞に合わせてコードを置き、見やすく整える。それなのに、多くのサイトでは誰が作った譜面なのか、ほとんど見えません。

LimeNote で大事にしていること

この3つのもやもやから、LimeNote では次のことを大事にしています。

演奏画面に広告を出さない

無料プランでも、演奏画面には広告を出しません。サービスは、ライブラリやセットリストを無制限に使える有料プラン(Premium)で運営していく計画です。

移調・カポ・自動スクロールは無料

弾き語りでほぼ毎回使う機能は、無料で使えるようにしています。そのうえで、曲ごとのキー・カポ・速度の自動保存や、セクションごとの練習メモといった「歌本を育てる」機能を Premium に用意しています。

すべての譜面に、作った人の名前を

LimeNote の譜面には、作ったコントリビューターのクレジットを必ず表示します。プロフィールページから、その人が作った譜面の一覧もたどれます。お気に入りの作り手の譜面を追いかける、そんな楽しみ方もできるようにしたいと考えています。

「正しく許諾を取る」ということ

ここが、この記事でいちばん伝えたいことです。

市販の曲のコード譜を公開するには、歌詞を載せることになるため、著作権の処理が必要です。日本では、多くの曲の歌詞を JASRAC や NexTone といった著作権管理団体が管理していて、コード譜サービスはこれらの団体と契約(許諾)を結んだうえで、使用料を支払って運営します。

LimeNote も、JASRAC・NexTone の許諾を取ったうえで公開する方針です。

許諾を取るまで、管理楽曲は公開しない

許諾が取れるまでは、JASRAC・NexTone の管理楽曲は公開しません。コントリビューターに作っていただいた譜面は、それまで下書きとして保存され、作った本人と運営だけが見られる状態にしておきます。許諾が取れた時点で、まとめて公開する予定です。

その間も、次の曲は先に公開できます。

  • パブリックドメインの曲(「故郷」などの唱歌・童謡)
  • アーティスト本人が投稿する自作曲(管理団体に預けていないもの)

正直に言えば、許諾を待つぶん、公開のペースは遅くなります。それでも、譜面を作ってくれた人が安心して投稿でき、弾く人が安心して使える場所にするには、ここは避けて通れないと考えています。

曲数では勝てない。だから、一緒に育てる

LimeNote の公開時の曲数は、正直に言って少なめです。U-FRET のような大手と、曲数で競うつもりはありません。

その代わりに、よく弾かれる曲を、質の高い譜面でそろえることを目指しています。そのために、いま「創設コントリビューター」として、一緒に譜面を作ってくれる人を募集しています。

  • 公開できる品質の譜面を10曲以上投稿していただいた方は、Premium がずっと無料
  • 投稿した譜面には、あなたの名前のクレジットが常に付く
  • プロフィールと楽曲ページに「Founding」バッジを表示
  • 参加者向けの Discord で、開発に直接意見できる

耳コピが得意な方、自分の演奏用に譜面を作っている方、ギター講師の方、自作曲を弾いてもらいたいアーティストの方。興味があれば、ぜひ譜面をつくる人の募集ページをのぞいてみてください。ブラウザでコード譜エディタを試すこともできます。

おわりに

LimeNote は、まだ始まったばかりのサービスです。至らないところもたくさんあると思います。

それでも、弾く人にとっても、作る人にとっても、気持ちよく使える場所を、ひとつずつ形にしていきます。公開のお知らせを受け取りたい方は、ウェイトリストに登録していただけるとうれしいです。


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